『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の違和感

正直この作品は胸糞が悪かった。だけど、作品が悪いわけじゃないのは分かっていた。

 

『同族嫌悪』

 

である。主人公機のガンダムはとても強い、作品中傷付く事はあっても負ける事は無かった。でも最終的に、陣営の勝利には結び付かない。

政治的な物、体制的な物、原因は色々あると思う。ただ、私が胸糞悪いと思ったのは別の所にありました。

最終回も近くなって最終戦闘になってくると、ガンダム無効化されます。

 

ガンダム自体は負けない。でも陣営としての戦闘は『敗北』原因は敵の指揮官の戦略にあります。ガンダムが強い。でもこの作品の世界にはメガ粒子砲の様な一発逆転の大出力兵器をガンダムは持っていない。その為、敵を1体1体倒していかなければならない。

必然的に倒せる数の限界数があり、敵艦隊まで切り込む事が出来ない。

 

ガンダムに10体20体とぶつけておいて、その間に周りを叩いて戦局を決める』

 

結果的に追い詰められた主人公達は地下通路を通って脱出を図ります。味方の脱出時間を稼ぐ為、ガンダムを含むモビルスーツは敵の大兵力と戦闘を繰り広げます。

今回の戦闘では、時間稼ぎをすれば主人公側の勝利となるので、襲ってくる敵を倒していればミッションクリアです。

味方が籠城していると敵が思っている建物の入り口を、ガンダムを含む少数のモビルスーツが守っていて、敵が突破出来ずに時間が過ぎると味方は地下通路を通じて脱出完了。

後はモビルスーツに乗っているメンバーを脱出させればハッピーエンドです。

 

ただ、物語はそぉーうまく進まないのが常です。ストーリーを作る側は視聴者の予想を良い意味で裏切るストーリーを持ってくるはずなので、脱出出来ないストーリーも十分考えられます。ただ、その場合は、それを視聴者が納得できる展開にするものです。

 

今回の場合、激しい戦闘が一旦止みます。主人公達のモビルスーツを遠巻きに囲む敵モビルスーツ。主人公達も疲労や機器の破損状況から敵に突っ込む事はしません。

まぁ元々時間稼ぎが目的なので、敵を殲滅するのは二の次になります。

しかし、敵司令官の

 

モビルアーマーを単機で仕留めるような化け物はもはや人では無い』

 

という台詞の後、成層圏から超兵器による集中砲火で主人公達のモビルスーツは守っている建物ごと撃ち抜かれます。

 

はい、また主人公機の『無効化』です。

 

敵司令官のやっている事は正しい。敵が絶対かわせない状況で超兵器を用いて、普通に戦ったら大打撃を喰らうか倒せない敵を倒す。

 

『私がシュミレーションゲームをやっていたら同じ事します(苦笑』

 

手持ちの戦力を削らず、マップ兵器で削れるだけ削って、最後に経験値を吸わせたい味方で止めを刺してウハウハ・・・汚い、非常に汚い(苦笑

 

でも、これっていわゆるお約束事破りだよね、戦隊ヒーロー物で主人公達がポーズを決めてる所へガチ攻撃とか、最初に噛ませ犬を出しておいて、ヒーローが止めのスペシャル攻撃を放った後に、連射出来ないところをもう一体ぶつけるみたいな。

 

もうひとつ例えを出すなら、仮面ライダーに毎週1体怪人をぶつけるんじゃなくて、1年間の放送で出てくる怪人の数と同じ50体くらいを揃えてからぶつけたら、いくら仮面ライダーでもやられるか敗走する。今回それと同じ事をガンダム相手にやってるよね。

 

 

テレビを見ていてそういうシーンがあると「こーすればいいのに、なんでやらないのかなー」なんて普通に思っていたけど、実際にやられると、まぁー胸糞の悪い事w